ベルナルド・エステベス / シャンセルス・カステス ティンタ 2016 [6338]
ベルナルド・エステベス / シャンセルス・カステス ティンタ 2016
[6338]
販売価格: 5,180円(税別)
(税込: 5,698円)
商品詳細
BERNARDO ESTEVES / CHANSELUS CASTES TINTAS 2016
スペイン ガリシア
品種:トリンカデイラ カラブニエイラ カイニョ・ダテラ エスパデイロ などなど
ナチュラル
(以下 インポーター資料より)
Trincadeira/Carabuñeira/Caiño Datera/Espadeiro/Brancelão/Ferról/Sousánに5種のCaiño系ミューテーションを使ったフィールドブレンド(品種だけ見てたら訳わかりません 笑)。
これまた醸造は至極シンプルで、ハンドピックしたフルーツを手除梗、フットクラッシュしてからステンレスタンクに9日間放置。
500ℓの古樽で熟成、10ppmに満たない極小のSO2を添加してボトリングしています。
非常に均整が取れたハーモニウスな味わいが魅力で、カシスやラズベリーの様な果実味とコーヒーやモカの様なスパイス感があります。
何と言っても美しいのはミネラル感。
冷やし目の温度にしなくともひんやり感じると言いますか、どことなく下にピタッと寄り添ってくる様な重力感があるんですね。とてもエレガントです。
Galicia【ガリシア】州のD.O.Ribeiro【リベイロ】にて2009年に誕生したこのワイナリーは、元整備工だったBernardo Estevesによって誕生しました。
3haの土地を70のテラスに区分けしてビオディナミで共生させる試みは、現在スペインの誰も行っていない100年以上昔の農法であり、「安酒」のイメージが強いRibeiroでは狂気じみた存在ともなっています。
現代の生活を捨て、両親が所有する土地に戻り、先人達を敬うかの様にアナログ回帰した彼は同地の有機農法に於けるパイオニアにもなっています。
ワインの学問的な切り口で語るとすれば、RibeiroはRias Baixas【リアス バイシャス】とRibeira Sacra【リベラ サクラ】の中間に位置する、大西洋沿岸から70km程内陸にある地区。
Ribeira Sacraを超えて東に進めばValedeorras【ヴァルデオラス】とBierzo【ビエルソ】となります。
Rias Baixasの直ぐ隣と聞けば海抜の低い海洋性気候をイメージされる方も多いかも知れませんが。
実際のRibeiroは20以上の谷を含んだ高地山岳地帯。
スペイン史上最も早くワイン生産地区としての登録をされた地区であり、16世紀まではイギリスのワイン市場で最も高値で取引されるワインを産む地区でもありました(戦争をきっかけとしてイギリスはポート市場にスイッチし、Ribeiroからワンが輸出される事はなくなりました)。
20世紀に入り、Ribeiroのポリシーは安酒を輸出して成立する様になり、Bernardoの様な生産者は姿を消してしまったのです。
Bernardoの畑は標高185m-250mに位置する複数のテラスですが、周囲の畑は殆どが耕作放棄地帯。
これはヨーロッパの多くで散見される悲しい情景ですが、機械作業が出来ず、生産性の低い品種に見切りを付ける地主が後を絶たなかった為に引き起こされてしまった悲しい末路。
Bernardo自身も手作業による限界は3haだと言っているそうです。
彼が作るワインは基本赤白1種ずつ。
良いビンテージ時は更に古木のキュヴェを各々作ります。
今回のリリースである2016は赤白共に1種ずつ作られたビンテージ。
共に美しく、複雑で、それでいて人懐っこくて、後を引きます。
個人的に、赤のインパクトはJose PalaciosのVilla de Corullonを飲んで以来でしょうか...とても心に残る出会いとなりました(本人にはまだ会ってないんですけどね)。
「畑仕事の結果が便に詰まってるだけだよ」
と自分のワインを愚直に表すBernardo。
彼のワインを紹介出来る事を非常に幸運に感じます。
スペイン ガリシア
品種:トリンカデイラ カラブニエイラ カイニョ・ダテラ エスパデイロ などなど
ナチュラル
(以下 インポーター資料より)
Trincadeira/Carabuñeira/Caiño Datera/Espadeiro/Brancelão/Ferról/Sousánに5種のCaiño系ミューテーションを使ったフィールドブレンド(品種だけ見てたら訳わかりません 笑)。
これまた醸造は至極シンプルで、ハンドピックしたフルーツを手除梗、フットクラッシュしてからステンレスタンクに9日間放置。
500ℓの古樽で熟成、10ppmに満たない極小のSO2を添加してボトリングしています。
非常に均整が取れたハーモニウスな味わいが魅力で、カシスやラズベリーの様な果実味とコーヒーやモカの様なスパイス感があります。
何と言っても美しいのはミネラル感。
冷やし目の温度にしなくともひんやり感じると言いますか、どことなく下にピタッと寄り添ってくる様な重力感があるんですね。とてもエレガントです。
Galicia【ガリシア】州のD.O.Ribeiro【リベイロ】にて2009年に誕生したこのワイナリーは、元整備工だったBernardo Estevesによって誕生しました。
3haの土地を70のテラスに区分けしてビオディナミで共生させる試みは、現在スペインの誰も行っていない100年以上昔の農法であり、「安酒」のイメージが強いRibeiroでは狂気じみた存在ともなっています。
現代の生活を捨て、両親が所有する土地に戻り、先人達を敬うかの様にアナログ回帰した彼は同地の有機農法に於けるパイオニアにもなっています。
ワインの学問的な切り口で語るとすれば、RibeiroはRias Baixas【リアス バイシャス】とRibeira Sacra【リベラ サクラ】の中間に位置する、大西洋沿岸から70km程内陸にある地区。
Ribeira Sacraを超えて東に進めばValedeorras【ヴァルデオラス】とBierzo【ビエルソ】となります。
Rias Baixasの直ぐ隣と聞けば海抜の低い海洋性気候をイメージされる方も多いかも知れませんが。
実際のRibeiroは20以上の谷を含んだ高地山岳地帯。
スペイン史上最も早くワイン生産地区としての登録をされた地区であり、16世紀まではイギリスのワイン市場で最も高値で取引されるワインを産む地区でもありました(戦争をきっかけとしてイギリスはポート市場にスイッチし、Ribeiroからワンが輸出される事はなくなりました)。
20世紀に入り、Ribeiroのポリシーは安酒を輸出して成立する様になり、Bernardoの様な生産者は姿を消してしまったのです。
Bernardoの畑は標高185m-250mに位置する複数のテラスですが、周囲の畑は殆どが耕作放棄地帯。
これはヨーロッパの多くで散見される悲しい情景ですが、機械作業が出来ず、生産性の低い品種に見切りを付ける地主が後を絶たなかった為に引き起こされてしまった悲しい末路。
Bernardo自身も手作業による限界は3haだと言っているそうです。
彼が作るワインは基本赤白1種ずつ。
良いビンテージ時は更に古木のキュヴェを各々作ります。
今回のリリースである2016は赤白共に1種ずつ作られたビンテージ。
共に美しく、複雑で、それでいて人懐っこくて、後を引きます。
個人的に、赤のインパクトはJose PalaciosのVilla de Corullonを飲んで以来でしょうか...とても心に残る出会いとなりました(本人にはまだ会ってないんですけどね)。
「畑仕事の結果が便に詰まってるだけだよ」
と自分のワインを愚直に表すBernardo。
彼のワインを紹介出来る事を非常に幸運に感じます。